ブルネイには世界最大の国王宮殿があります。また、入場無料の王室博物館には各国から贈られた品々や王位継承時に使用された豪華な山車も展示されています。そんな宮殿と博物館をコタキナバル発ブルネイ日帰りツアーで訪れたので体験レポートします。
イスタナ・ヌルル・イマン(国王宮殿)

第29代目スルターン ハサナル・ボルキア現国王のお住まいです。首都バンダルスリブガワン市街から南に数キロのところにあります。
宮殿は20万平方メートルと広大です。敷地には1788部屋、257のバスルーム、1500人が一度に礼拝ができるモスクなどがあります。ガレージにはオーダーメイドのフェラーリやベントレーをはじめ各高級車がずらりとコレクションされているそうです。
イギリスのバッキンガム宮殿やフランスのヴェルサイユ宮殿が有名ですが、それらの2倍以上の床面積があり、世界最大の宮殿としてギネス認定されています。
ラマダン直後の3日間のみ一般開放

通常宮殿は一般人が入ることはできません。ただし、毎年ラマダン直後の3日間のみ一般開放されています。ブルネイ国民だけでなく、ブルネイ在住の外国人や観光客でも入ることができます。3日間で約11万人が訪れるそうです。
ガイドさん曰くその3日間は一大イベントで、特に女性はお気に入りのローブやヒジャブでオシャレをして宮殿に出掛けると言っていました。
宮殿内では豪勢な料理でもてなされたり、王族の方と謁見や握手をしたり、帰り際にはお土産もいただけるようです。
ガイドさんは王族の方と一緒に撮った写真を見せてくれました。
イスラム教の人々にとってとても大事な行事で断食月です。成人で健康な人の場合、1ヶ月間日の出から日没までは食べ物や飲み物を一切取ってはいけないのです。そのほか、一切の禁欲が課せられます。
また、断食期間に飢えや渇きを経験することで貧困層の気持ちを理解し、食べ物や飲み物があることに感謝をするということもあるようです。
突然大門が…

宮殿の門の前で写真を撮っていたら、突然大きな門が開き、白バイが黒い4WD車を先導していきました。どなたかは分かりませんでしたが、白バイの先導があるということは王室の方の証拠だと教えてくれました。
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ロイヤル・レガリア博物館

世界有数のお金持ち王室として知られているブルネイ王室の富の象徴を集めた博物館です。

館内にはブルネイ王室の歴史や国王の生い立ち、他国からの寄贈品も展示されています。もちろん、日本から贈られたものもありました。
個人的に感じた一番の見どころは、現国王が王位継承時の儀式で使われた王族の衣装や豪華な山車です。金がたくさん使われていて、さすがブルネイ王室と納得でした。撮影禁止エリアだったので、残念ながら写真はありません。
見学について

入場は無料ですが、土足厳禁です。
大きな荷物はロッカーに預けなければいけません。
撮影OKなエリアと撮影禁止エリアがあるので注意してください。
お土産

ブルネイはお土産を買えるところが少ないと感じました。この博物館1階にはお土産を購入できる売店があり、自分たち用にニューモスクのポストカードを購入しました。5.90ブルネイドル(約450円)でした。
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まとめ
宮殿は一般開放されていないので門の前までしかいけませんが、王室を身近に感じられるスポットなのでおすすめです。
また、ロイヤル・レガリア博物館は入場無料なのでブルネイに来た際には立ち寄ってみてください。撮影禁止エリアが多かったので、ぜひご自身の目でご覧いただきたいです。
ブルネイは公共交通機関やタクシーが多くないので、効率的に主要観光スポットを回りたい方には断然ツアーがおすすめです。
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