ブルネイ観光で絶対に訪れてほしいのはモスクです。ここブルネイには現国王と前国王によって建てられた豪華で美しいモスクがあります。そんな2大モスクを体験レポートします。
ニューモスク
正式名称はジャメ・アサール・ハサナル・ボルキア・モスク(通称:ニューモスク)。第29代目スルターン ハサナル・ボルキア現国王が1994年に即位25周年に合わせて建てたモスクです。
第28代目の前国王が命じて建てたモスクと比べて新しくできたので「通称:ニューモスク」と呼ばれています。
このニューモスクは国王のポケットマネーで建てたというので驚きです。ポケットマネーの使い道が凄すぎます。
モスク内部の見学について
入場は無料です。
礼拝の時間以外なら観光客も中に入って見学OKです。ただし、木曜・金曜は終日見学できません。日曜も時間が短縮されています。
また、宗教行事によっては他の曜日も見学NGの日もあります。見学に行く際には最新の情報をチェックしてください。
男性用モスクの入口で履物を脱ぎ、記帳します。必要な方(特に女性)は肌が見えないように無料でローブの貸し出しがあるのでここで借りましょう。男性でも半ズボンの場合はローブを着用しないといけないので注意です。
モスク内部の撮影は禁止です。
男性用モスクと女性用モスク
男性用と女性用のモスクがあり、女性は男性用モスクに入れますが、男性が女性用モスクに入ることは禁じられています。今回は男性用モスクの内部を見学しました。
男性用モスク
一度に最大5,000人収容可能でブルネイで一番大きいモスクです。
モザイク柄がとてもかわいいです。
床、柱、階段すべて大理石でできています。
天井にも模様があり、とても凝っている印象です。
豪華な噴水もあります。左奥に見えるゲートは王族専用だそうです。
中央にあるエスカレーターは国王専用です。
外にあるベンチまで大理石でできています。国王のポケットマネー恐るべし!
女性用モスク
ブルネイ女性の支持率No.1のモスクだそうです。今回こちらには入りませんでした。
右側の壁のモザイクタイルは写真映え間違いなしです。
マップ
オールドモスク
正式名称はスルターン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(通称:オールドモスク)。第28代目スルターン オマール・アリ・サイフディン3世前国王により1958年に建てられたモスクです。
ブルネイではオールドモスクのミナレットよりも高い建物を建ててはいけない決まりがあります。初期のイスラム世界では、ミナレットはイスラムの権威の象徴だったようで、前国王の権威を表すためのようです。
純金のミナレット(尖塔)と真っ白な外壁が特徴で、アジアで最も美しいモスクのひとつといわれています。
総工費は$500万ドル(約5.3億円)で世界各国の最高級素材が使われています。例えば、イタリアの大理石や英国のステンドグラスとシャンデリア、サウジアラビアから輸入したカーペットなどです。
モスクの外にある車両止めのポールです。上部がモスクのドームのようになっていて初めて見る形だったので、思わず写真を撮ってしまいました。
モスク内部の見学について
入場は無料です。
通常礼拝の時間以外は毎日見学OKですが、宗教行事によっては曜日や時間に関係なく見学NGになることがあるので、最新の情報をチェックしてください。
入口で履物を脱ぎ、記帳します。
特に女性は無料で借りられるローブがあるので借りましょう。
モスク内部の撮影は禁止です。
マップ
白い民族帽と「ハッジ」
ガイドさんから簡単に白い民族帽子と「ハッジ」について説明がありました。
白い帽子を被っている人はイスラム教の聖地・サウジアラビアの首都メッカへの巡礼が終わっている印で、「ハッジ」とは巡礼後に自分の名前に付く尊称のことだそうです。
ちなみに、女性の場合は「ハッジャ」という尊称です。
ハサナル・ボルキア現国王の名前はハッジ・ハサナル・ボルキア・ムイザディン・ワッダラーなので、国王もメッカの巡礼を終えているということです。
この話を聞いたあとのモスク見学では自然と白い民族帽の人を探してしまいました。
礼拝が始まる合図「アザーン」
ブルネイではオールドモスクのミナレット(尖塔)から、1日5回の礼拝が始まる合図としてスピーカーから大音量の「アザーン」が流れます。
私たちはガイドさんから聞くまで全く知らなかったので、いきなり大音量でびっくりしました。昔むかし、スピーカーがなかった時代は人の声でやっていたそうです。
体を清める「ウドゥ」
オールドモスクで撮影したものです。
どこのモスクにも手洗い場があり、礼拝の前には体を清める行為をします。このことを「ウドゥ」といいます。
手⇒口⇒鼻⇒顔⇒腕⇒髪の毛⇒耳⇒足の順で各3回洗い、左右ある部位に関しては必ず右から先に洗うことが決まりです。
清めた後に万が一男女が触れることがあれば、もう一度「ウドゥ」し直しだそうです。
まとめ
私たちはコタキナバル発ブルネイ日帰りツアーに参加しました。深くイスラム教について知れたのでツアーに参加してとても良かったです。
日程はモスク内部の見学ができる日を選んでツアーを組みました。曜日によってはモスク内部の見学ができませんので最新情報をチェックしてください。
せっかくブルネイに来たんだから豪華絢爛なモスクは外せません。この桁違いの豪華さを実際に見てほしいです!
この記事が参考になれば幸いです。
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