現地の人にまぎれて食堂やレストランでご飯を食べるのは、旅行の楽しみのひとつですよね。今回は地元の人にも人気が高いおすすめ店とメニューをご紹介します。
マレー風料理 Kedai Kopi Seng Hing
コタキナバルで1番おすすめのローカル食堂ケダイ・コピ・センヒンです。漢字表記だと成興茶餐室です。
センターポイントから徒歩5分。
同じような通りが多いので分かりにくいかもしれませんが、是非チャレンジしてもらいたいお店です。私たちは滞在中に2回も行きました。
ケダイ・コピってなに?
ケダイ・コピはマレー語で、コーヒーショップという意味ですが、実際にはローカル食堂のことをさします。オープンスタイルが特徴で、街にはケダイ・コピの看板がたくさんあります。
早朝から開店していて朝から多くの人が食べにくるそうです。夕方には閉まる食堂も多いので、閉店時間に注意してください。私たちはお昼過ぎに行きました。
入店から注文まで
店内に入ったら、空いている好きな席に座りましょう。
この食堂の中に3つの屋台が入っていて、左からトムヤムミー、中央はトゥアランミー、右はラクサの屋台です。
上の店内写真のように、写真に番号がついているので、簡単な英語と指さしで注文OKです。
料理によって麺の種類が選べる場合があるそうです。この麺がいい!と心に決めている場合は注文時に伝えましょう。
私たちはビーフン(細い米麺)とミー(たまご麺)しか食べていないので、他の麺の種類は分かりませんが、特に伝えなかった場合は調理担当のおばちゃんの気分で麺の種類が決まるそうです。
※後日参加したキナバルツアーの現地ガイドさんが教えてくれました。
おすすめメニュー
トムヤムミー
トムヤムミーは少しドロドロっとしたスープで、辛さの中にも旨味を感じられます。
トムヤムと聞くとタイ料理の酸っぱ辛さを想像するかもしれませんが、ココナッツミルクのおかげでコクがあってマイルドです。
米麺とたまご麺で2回食べましたが、たまご麺のほうがスープと絡むのでおすすめです。
11リンギット(約300円)
トゥアランミー
トゥアランミーは肉や野菜、たまご、ボルネオ島トゥアラン地方発祥のちぢれ麺を使用し炒めたものです。
中央の屋台で写真が特に大きかったので、おすすめ料理なのかと思い注文してみました。見た目はあまりよくありませんが、とても美味しいです。味は日本の塩焼きそばに似ています。
8リンギット(約220円)
ラクサ
ラクサは国や地域によって味がかなり違うようです。
センヒンではココナッツカレー味のラクサで、どっちかと言えばカレーが強いのが特徴です。トッピングとして蒸し鶏とエビが入っています。
別皿に辛みソースとスダチのような柑橘系の味変アイテムがついてくるので、途中からはぜひ自分好みにアレンジしてみてください。
8リンギット(約220円)
シーフード 双天海鮮酒家
地元民、観光客にも人気がある双天(そうてん)海鮮酒家に行ってきました。
屋台や食堂での食事と比べると少し高めの値段ですが、新鮮な魚介類が日本よりもリーズナブルな価格で食べられます。
双天はスリセレラという屋台村に入っています。正面入り口から見て右手奥にあり、黄色いクロスと黄色い洋服を着たスタッフが目印です。
週末の夕食時には混雑しそうだったので、18:00前に双天に着きましたが、この時間帯はまだ人がまばらでした。
入店から注文まで
クーラーの効いた店内でも生簀が見える店先でもいいので、好きな席を確保しましょう。
次は生簀ブースに移動し魚や貝を選びます。すでに絞められている魚介類もあり、そちらの方が安価です。
だいたい決まったら、生簀ブースにいる店員に魚介類の種類と調理法を伝えます。注文は簡単な英語と指さしでOKです。
調理法を決めかねていると店員からスティーム(蒸す)?やガーリック?などと声を掛けてくれます。どんな調理法を選んでも値段は変わりませんのでご安心ください。
ここで注意です!
魚や貝などは一部を除いて〇〇〇RM/kgとキロ表記と時価になっているので、会計時に思ったよりも高額だったということがないようにしましょう。
注文確定前だったらキャンセルOKです。最終的にはオーダーしたものを最後に確認してくれるので心配ないかと思いますが、私たちはその都度スマホの電卓で計算していました。
生簀での注文が終わって席へ戻ると、ドリンク係りが飲み物のオーダーを取りに来ます。あとは料理が出てくるのを待ちましょう。
おすすめメニュー
ハマグリのガーリック蒸し
ハマグリってこんなに美味しかったっけ!?と思うくらい美味しいです。どんどん箸が進みます。
35リンギット(約1000円)
蒸しガルーパ
サバ州の特産のガルーパは、日本では高級魚のハタです。蒸し料理は醤油ベースの味付けです。プリプリの身が美味しかったです。
75リンギット(約2000円)
ピサンゴレン Atan’s Fried Banana
ピサンゴレンは東南アジアでよく食べられているおやつで、まだ青く熟す前のバナナに衣をつけて高温短時間で揚げたものです。
コタキナバルのガヤストリートにあるAtan’s Fried Banana(アタンさんの揚げバナナ)は行列ができるピサンゴレンの人気店です。
私たちがガヤストリートに着いたときにはすでに行列ができていたので、すぐにお店の場所が分かりました。通りの角にあるお店で黄色い壁が目印です。
厨房のおばちゃんたちは忙しそうに次から次へとバナナを切り、衣をつけてどんどんバナナを揚げていました。ショーケースに並んだと同時に飛ぶように売れていました。
一番上からピサンゴレン5個入りで1リンギット(約27円)、真ん中はチーズ味のピサンゴレン6個入りで4リンギット(約110円)、一番下はムング豆という豆を揚げたもの。豆についてはよく分かりませんでした。
揚げたてのピサンゴレンをゲットしました。外はカリカリ、中はとろーっとバナナが柔らかかったです。
1リンギット(約27円)
まとめ
私たちのNo.1おすすめはセンヒン食堂です。(夫)イチはラクサ、(妻)ユカはトムヤムミーが帰国した今でも忘れられません。
コタキナバルには安くて美味しいものがたくさんあるので、この記事を読んでお気に入りのローカルフードが見つかれば幸いです。
※1RM=27円換算
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